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執筆者の写真mamoru furuya

展示レポート「展示バカ・夏の陣」

更新日:2019年9月5日

 8/11(日)、参加していました公募展「展示バカ・夏の陣」が全日程終了しました。

 毎度のことですが、お越しいただいた皆さん、RTなどで告知にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。そして、一緒に展示した出展者のみんな、お疲れ様でした。

 展示バカ第一回が2012年。もう7年ですね。出展者のみなさんとはすっかり顔なじみになりましたね。

 ってことで、展示レポートです。

 今回展示した写真はこちら。タイトルは、「thousand wave」。文法上、アレがナニなそうですが、こういうタイトルの曲があるのですよw



 今回はポートレートではありませんでした。

 「展示バカ」展では、ずっとポートレートを出すようにしていたのですが、昨年の「展示バカ・マスターズ」からその縛りを外して、テーマがない1点展示の公募展では、今、自分が出したいもの・やってみたいこと、今後の方向性検討のためにSNSでは得られないリアクションやレスポンスが欲しいものなどを出してみようと思っている次第。

 そんな中で出したこの写真。

 波が複雑に絡みあった海面です。

 写真は視界の一部を切り取ると言いますが、地球上の海面のほんの一部、かけらのような面積を切り取ることしかできません。地球上の海の面積は広大で、たとえ人口衛星でも1カットで地球上の海面を撮ることはできないのです。しかし、このかけらのような写真でも、広大な海を感じることができます。

 波は穏やかでも荒々しくても絶えず押しては返していきます。しかし、波の形が同じであることは決してありません。「永遠と繰り返す一瞬」と言う相反する現象は飽きることなくずっと見ていて、撮り続けたくなります。「ことしのさくら」のときのことと合わせて考えると、どうやら自分は、「延々に繰り返すこと」に魅かれているいるようです。

 そして、今回、特に言いたいことは、プリント!

 A3ノビまでは、自宅のインックジェット・プリンターで出力しているのですが、今回は、自分的にかなり満足なできでしたね。海の深い青からのグラデーション、波のしぶきや泡の質感。テクニカルなことですが、かなりいい感じにプリントを作れたと自負しております。

 実は、この写真はすでにtwitterやfacebookにアップしていたのですが、プリントすることを念頭に置いて、RAW現像からやり直したのでした。

 そして展示風景はこんな感じでした。



 今回の展示バカでは、額は統一しての展示でした。これはこれで見やすく、また気づくこともあって、面白い試みでしたね。

 いただいた感想も自分の意図したことが伝わっているようで、今後の方向性として、もう少しこのテーマを突き詰めていけば、組んで出せるようになるかな、と思っています(まぁ、海の写真に限定するつもりはありませんけど)。

【展示データ】

「展示バカ・夏の陣」

・会場:NADAR

・期間:7/31(水)~8/11(日)

閲覧数:8回

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