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執筆者の写真mamoru furuya

展示レポート「ピンぼけ写真選手権」<追記(8/19)>

更新日:2020年8月19日

 毎度、遅い展示レポート。今回は、8/9に終了した「第一回ピンぼけ写真選手権」のレポートをしたいと思います。

 このピンボケ写真選手権もCOVID-19の影響で会期が2回も延期されました。そんな中、お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。そして、一緒に展示した出展者の皆さん、写真企画室ホトリのsaorinさん、お疲れ様でした。

新しい企画の公募展ってことですごく楽しみにしていました。やっと開催できてよかったです。

 

 さて、この「第一回ピンボケ写真選手権」のテーマは、ずばり「ピンぼけ」(ブレぼけもOK!)。

 写真を始めたときに一番最初に覚える基本中の基本「ピントを合わせる」。そんなわけで、「ピンぼけ写真」と言うのは、基本的に失敗写真。

しかし、写真を撮っている人は知っています。例えピンボケでも失敗写真と認めなくたい写真があることを。

 でも、「ピント外れてますね?」と言われるとアレなのでSNSとかで出すのを躊躇ってしまっている自分がいることをw

 そんな(一般的に)失敗写真と思われている「ピンぼけ写真」をまとめて展示してしまおうと言う写真展。

 そのコンセプトがおもしろそうと思って参加を決めました。まぁ、ピンぼけ写真なんて、いくらでもあるし。展示する写真のセレクトには困らないだろうし。

って、思っていましたが、いざ、セレクトしようとしてみるとなかなか展示に出せる・出したい写真がなかなかないのですよ。確かにピンぼけ写真はいくらでもあるんだけど。

 やっぱりピンぼけ写真は大抵失敗写真なんだな、と改めて思った次第w

 撮り下ろそうとも思いましたが、それはちょっとテーマとは違ってしまいそうなのでやめました。


 そんな中、展示した写真はこちら。タイトルは「やっちゃうよね〜。」。


 いろいろ悩みなみながらセレクトする中で最終的に「見た人が共感できるような失敗」を選ぼうと決めました。誰でもが経験するよくやってしまいそうな失敗の記録。いわゆる「あるある」ネタ的な。それが今回の写真です。

 明らかにピントを当てようと思ったところからピントが抜けていく一連の動作までが想像できるような写真。

 これを見た瞬間、あーこう言うのやっちゃうよねー、って思わず言ってしまいそうなのではないか、それこそが共感なのではないか?と確信して出せましたw


 ちなみに、こんな感じに展示していました。

 マットが薄緑色なのは「写ルンです」に合わせています。


 いただいた感想からも、ご覧いただいた皆さん、楽しんでいただけようですし、「わかるー。」って感じのリアクションだったので、概ね自分の思いは伝わったかな、と。

 

 それにしても、今回の「ピンぼけ写真選手権」、参加者としてだけではなく、観る側としてもおもしろかったですね。セレクトするときは、「ピンぼけ写真とは」といろいろ考えましたが、自分の思っていた以上に様々なピンぼけの表現があるものだな、と自分の視野が狭いことに気づかされました。

 そして、一般に「失敗写真」と言われるピンぼけでもこんなにおもしろい写真があるし、それをセレクトしたそれをセレクトした人の人柄もわかるような気がします。

 「あなたが思う良い写真とは何か?」を問われる写真展だったと思います。

 ちなみに写真展のタイトルに「第一回」と付いていることから、最初から第二回の開催も視野に入れていたそうで。ご覧いただいた方からのリアクションもよく、第二回の開催は確定のようです。

 今から第二回に向かって、さらにピンぼけ写真を撮りためていこうと思っています。

【第一回ピンぼけ写真選手権】

・会場:写真企画室ホトリ

・会期:2020/8/2(日)~8/9(日)


<追記>

 この「ピンぼけ写真選手権」、"選手権"付いているのは、ホトリ室長さんが独断と偏見で選ぶ、「ナイスピンぼけ大賞」があるからだったのです。

なんと、記念すべき第1回ナイス・ピンぼけ大賞を受賞することができました! パチパチ👏

ホトリさんの展示レポートで報告されていますので、そちらも合わせてご覧ください。

大賞受賞できたことはもちろん嬉しいのですが、ご覧になった方々にそれ以上に自分の意図が伝わって楽しんでいただけたことが嬉しいですね。

ありがとうございました。

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