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執筆者の写真mamoru furuya

展示レポート:ポートレート写真展「一期一会」

 ちょっと期間が空いてしまいましたが、7/19に終了した公募展"ポートレート写真展「一期一会」"(以下、一期一会)のレポートをしたいと思います。

 COVID-19の影響で会期が2回も延期されたりする中、お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。そして、一緒に展示した出展者の皆さん、NADARのスタッフさん、お疲れ様でした。

 モデルをしてくれたメリーさん、ありがとうございました。

 今回は、募集開始とほぼ同時にすぐに申し込みました。自分の得意分野(?)であるポートレートの展示ってこともあるのですが、この募集の前に「これは、しかるべきところで発表したい!」と思える写真を撮っていたからです。

 撮ったときはこの写真展があることは知らなかったんですけどね。募集を知って、「よし、ここだ!」と思って参加を即決しました。

 そして、展示した写真はこの2枚。


 タイトルは「ニッポンのポートレート」。見たまんまですな。モデルは「羊の中の女(ひと)」ことメリーさん。の写真を撮るに至った諸々は、この次のエントリーにでも書きますね。

 設営を終わって、ギャラリーの壁に飾られている写真を見て、改めて、「これは"ハレ"の写真だな」と思いました。

 人との出会いは一期一会。その一期一会っていわゆる「ハレ」なのではないか? 搬入の日にやっと、テーマにつながるこじつけを思いついたのでしたw

 この展示の前の「チェキ!展」に出した作品は「変化球」。それに対して、今回は、「ストレートど真ん中」を投げれた思っています。野球で例えたのは、こんかいのゲスト作家が舟寄さんだったからです(笑)。まぁ、シンプルだけど強いポートレートだと思っています。

 この2枚を、こんなふうに額装して展示していました。良いでしょ! シンプルだけど、写真の中で使われてている、赤(朱)、白、銀をマットとフレームの色にしてみました。赤(朱)と白の二重マットです。


 2枚を1つの額にまとめた理由は2つあって、一つは物理的な制約の中でできるだけ大きなプリントするため。もう一つは、雑誌の見開きのイメージを出したかったためです。よく、カルチャー雑誌のアーティストのインタビュー記事についているポートレート写真って、こんな感じの全身orウェスト・レベルのカットとバストアップのカットの組み合わせになっていることって多くないですか?今回、出す写真はこの2枚、ってわりとすんなり決まったので、その方向性で考えてみました。

 プリント用紙は久しぶりに局紙バライタを使いました。白の面積が多い写真なのですが、ハイライト部の諧調も出て、質感のあるプリントができたと思います。

 感想カードもいつもより多くいただけて嬉しかったですね。額装も合わせたトータルなデザインを評価してもらえたようです。

 モデルのメリーさんには今回の写真をかなり気に入っていただけようで、会期の初日と最終日にいらしゃっていただきました。ちなみに初日はメリーさんのお誕生日。メリーさんを撮影させていただくようになってから、だいぶ時間が経ちましたが、ここで一つ感謝を形にできたかな、と思っています。

【ポートレート写真展「一期一会」】

・会場:NADAR

・会期:2020/7/8(水)~7/19(日) 

閲覧数:16回

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